(06/06/01〜)

06/06/04

・ログを分離しました。  

・NEC Valuestar VL100/3D(PC-VL1003D)
 HDDが逝ったらしいので修理...参った。

 HDDはパーティション情報が飛んでいる。このPCのHDD構成は

C:
(NTFS)
D:
(NTFS)
リカバリ領域
(FAT32)

  となっている。D:とリカバリ領域はなんとかバックアップを取ることができたが、C:の部分は完全に破壊されており、HDDを読めても「Program Files」と「Document and Settings」が失われている。とりあえず新しいHDDを購入し、元々のHDD構成と同じにした。

C:
(NTFS)
D:
(NTFS)
リカバリ領域
(FAT32)

  とりあえずC:にXPをインストール。会社のCDを使い、プロダクトキーは本体に貼ってあるものを使った。ところが、認証できないのだ。メーカー製に OEM版のCDを使うな、という事か。破壊されている元々のHDDに何度もリトライをかけ、wpa.dblを抽出して新しいHDDへコピーしてみたもの の、それは徒労に終わってしまった。電話によるアクティベーションも無理だった。

 そうなるとリカバリ領域からリカバリをかけるしかな い。だが、C:が破壊されていたため、OSセレクタでリカバリを選ぶ事はできない。boot.iniに記述しても無駄だった。リカバリCDを作るにはOS が正常動作している状況(XP上)でしか作れず、しかも専用のツールを起動する必要がある。お客さんが気を利かせてリカバリCDを作っている訳がない。無理矢理リカバリCDを作る方法があるようだが、今回、この方法ではうまくいかなかった。

 さあ、どうするか。リカバリCDはWindows98のDOSベースのようだ。OSセレクタでリカバリする場合、XPから見た場合のC:あるIO.SYS/MSDOS.SYSを読み込んでリカバリ領域のファイルを読み込む。一旦MS-DOSが起動すると、

見えない領域1
(NTFS)
見えない領域2
(NTFS)
C:
(FAT32-リカバリ領域)

 となる。リカバリ領域は拡張パーティションなのでここにシステム転送はできず、このパーティションから直接起動する事はできない。MS-DOSやWin9xの仕様である。

 ...っ て事はだ。CDで起動させようがFDで起動させようがリカバリ領域は"C:"になる(NTFSの領域はWin98のDOSからは認識できないのだから)。 boot.iniに記述してもOSセレクタで起動できないのは、上で言う"見えない領域1"にWin98-DOS用のファイルが揃ってないからだ。

  そこで、自分のPCでVirtualPCからWindows98を起動、FDを突っ込み、「FORMAT A: /S」とする。そしてここにリカバリ領域にあるCONFIG.SYSとAUTOEXEC.BATをコピーし、このFDをValuestarに突っ込み起動 してみた。案の定、リカバリプログラムが動作した。

 動作原理は
  1. FDのMS-DOS(Win98)で起動。
  2. CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BATが読み込まれる。
  3. HIMEM.SYS等のファイルはリカバリ領域(C:と見えている)から読み込まれる。
  4. リカバリが行われる。
 という事。ちなみにOSセレクタからの動作は
  1. NTのブートローダが起動
  2. XPからC:に見える領域のMS-DOSシステム(Win98)が読み込まれる。
  3. CONFIG.SYS/AUTOEXEC.BATが読み込まれる。
  4. HIMEM.SYS等のファイルはリカバリ領域(C:と見えている)から読み込まれる。
  5. リカバリが行われる。
 ってトコだ。

 リカバリが完了すると、C:にMS-DOS用のファイルが幾つか展開されていた。boot.iniも確認してみると、ちゃんとリカバリメニューが記述されていた。恐らく、これで正常にOSセレクタからリカバリを行えるようになっただろう...鶏と玉子なのだが。

 それからSP2を入れたりWindowsUpdateしたり、不要なアプリケーションを削ったりと、なんだかんだで時間を食った。

 HDDっ てのは消耗品な訳で、その消耗品にリカバリ領域作るのはいかがなものかと。この構造なら、C:のルートにあるすべてのファイルを削除されたらリカバリでき ない事になるのだが?最近はこのリカバリ領域はWinPEになっているそうだ。それはそれで今回のようなFD起動技は使えないから大変なような気がしない でもない。リカバリCDの作成をユーザにやらせるとか、リカバリCDを「販売する」っていうのはいかがなもんなのだろうねぇ?そもそも「リカバリCDから 復旧しないと認証が通らない」ってのもなぁ...。

06/06/05

・某ゲームソフト開発屋さん
 X68Kユーザにもおなじみの某ゲームソフト開発屋さん。リリースが先月末に延びたが、リリースの暁には「何作ってるのか」を教えてくれる予定になっていた....が、

リリースがさらに延びた

 らしい...orz。いや...今月末を期待してますから。その時にはちゃんと教えて下さいね。宣伝しときますから。

・音信不通の間にやった事。
 Linux サーバ構築。PCの修理。地図作成の手伝い。レンタルサーバ移行に伴うCGIの書き換え。幼稚園行事...等々。もちろん、本業のソフト開発は別。なんだ かんだでハードスケジュールだったのだった。ちなみに2〜3日前から風邪を引いている。薬飲まないとダルいが、飲んだら飲んだで眠い。

・Linux
 SATA は鬼門だったのか...。知らずにSATA-RAID(1)×2のLinuxサーバ作っちゃったよ。すべてが終わった後で、ふと目に留まった のが「SATAで起動できないんですが?」という質問の山。ちなみに今回作ったのはi945のマザーボードだった。ディストリビューションは Vine3.2。

06/06/06

・今日は
 UFOがあっち行ってこっち行って落っこちる日です。今年はさらに「獣の数字」な日です。

・昨日
 ソフトの締め切りで大変でした。

・昨日(その2)
 とある事情でインターネットに繋ぐ事ができなくなりました。現在は復旧していますが...丸一日インターネットに繋げなかっただけで大変でした。

・昨日(その3)
 子供(上の子)がひきつけ起こして大変でした。

・今日
 意図せず会社のサーバのデータ領域をフッ飛ばしてしまいました。本当に重要なものは昨日のバックアップ(自動同期)があるのですが、そこそこ大事なものも消えてしまいました。"そこそこ大事なもの"の入っているディスクさえどうにかなればいいのですが(残りはこの際どうでもいい)。復旧...はぁ。

06/06/28

・最近
 サッカーのワールドカップもやってるっていうのにマトモに試合も観れていない今日この頃です。

・病院
  今月は上の子を連れて何回病院に行った事か。"ひきつけ"ですが、通常3歳以上でひきつけを起こす事は珍しく、頻繁に起こす場合や、高熱を伴わない場合は "てんかん"の疑いが高い...という事で、脳波の検査もやりましたよ。うちの子は4歳、37.6度でひきつけ起こしましたから(その日の夜に40度の高 熱が出ましたが)。すぐにでも検査に行きたかったのですが、"初診の場合は火曜日のみ受付"だの"(曜日指定なら)3ヶ月待ち"だので結局6/6(診 断)、6/14(脳波検査)、6/19(診断結果)と連続して行くことになっちゃいました。とりあえずは脳波に異常はなく、「熱性けいれん」だった可能性 が高いので、今度熱が"出そうになったら"かかりつけの小児科へ行ってひきつけ止めの薬を使って対処しましょう、という事になりました。

  しかも先日、目ヤニが多く熱っぽかったので"プール熱"を疑って早めに病院に行くことにしたのですが、その日はあいにくかかりつけの小児科が休み。ひきつ け止め(予防)の薬も持っていなかったので行かざるを得ない状況でした。地域医療センターという休日/時間外も開いている病院へ行きました...3時間待 ち。待合ロビーは無駄に明るく、待ちくたびれた他の子供達の泣き声が...ひきつけを起こしやすい子供を長時間待たせておく環境ではないですな。長らく 待って診察してもらった所、「確かに"プール熱"の可能性もある。検査には30分掛かる。」と言われて検査を覚悟していたのですが、「後日かかりつけの小 児科へ行って下さい」とのつれないお言葉。そして僕らが会計を終わらせて帰ろうとしたら、さっきの医者が帰っていきました。ちょっと待て。

検査しなかったのは自分が帰りたかったからか?

  結果的にひきつけ止めの薬を貰う事はできたのですが、納得いきませんよねぇ?で、翌々日に小児科にまた赴く事になりました。今月は今日までに6、7回病院 に行きました(奥さんが連れていったのを除く)。仕方のない事とは言え、殆どが平日の昼間に行かなくてはならないので仕事にはなりませんでした。これを免 罪符に仕事を延ばす事はできない訳で...。

・小さなプログラム2点
 一つ目。Null2Menu。PE Builder用プラグインです。E&IE環境でこれを組み込むとNu2Menuプラグインを無効にしてもビルド時にエラーが出なくなります。"おいおい"と言いたくなるような単純かつ馬鹿馬鹿しいプラグインですが便利です。

 二つ目。HardLink。 ハードリンクを行うコマンドラインツールです。アーカイブ名が「hlk_100.zip」だからと言って「ハイスピードリンカ」と間違わないで下さ い...って間違えようがないですねゴメンナサイ。XP標準で「fsutil hardlink create」とやればハードリンクを行う事はできるのですが、ハードリンクはファイルに対してのみ行えます。HardLinkは フォルダのみ実際に作る事でフォルダ(サブフォルダ含む)全体のハードリンクを擬似的に行っています。Linuxで言う「ln」と「rsync」をごっ ちゃにしたようなツールです。利点を説明するのが本当に難しいのですが、DOSで言う"undelete"みたいな仕掛けを前もって作っておく「保険」的なツールだと思って下さい。コントロールパネルの「タスク」に組み込んでおくといいでしょう。

・利点
  1. コピーと違い、元ファイルを更新するとハードリンクされたファイルの内容も変化する(これがハードリンク)。
  2. コピーと違い、ディスク容量を殆ど消費しない。
  3. ショートカットと違い、元ファイルを削除してもファイルの実体は残る(これがハードリンク)。
  4. ハードリンクに要する時間は極めて短い。
  5. 元ファイルを削除してもハードリンクされたファイルは消えない(復活が容易)。
  6. ハードリンクはファイルに対してしか行えないが、ディレクトリを実際に作る事によってフォルダ指定が可能になっている。
 ...って書いても、ワカラナイ人にはショートカットとの違いが理解できないかも。ポインタの概念が解る人なら...。vistaのシンボリックリンクとかはどう説明すれば...(ToT)

・ちなみに...
 この"ディレクトリ構造を保持したハードリンク"はPlugin Manager v2でも使われています。


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